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こどもの日の「がめぎ餅」

小太郎の散歩道で見つけていたサルトリイバラの葉

私の住んでいる福岡県では「がめの葉」と云います。

冬には赤い可愛い実がなります。

根っこは紅く染まる染料に。

でも今回は食材として。(食べれませんが)

昔、母が作ってくれた「がめぎ餅」の味と香りが忘れられなくて。

この葉を見るとどうしてもお餅の思い出が蘇ります。

小豆であんこを作っておきました。

畑で採れたヨモギは茹でて小さくすりつぶし、団子粉と豆腐でまぜまぜ。

孫と一緒に餅生地にあんこをのせて包みました。

所どころあんこがはみ出しても葉っぱで隠せます。

蒸し器で蒸して早速「いただきまーす」

ヨモギの味と葉っぱの香り・・・これです、これです、母の味。

知らないうちに孫は3個も食べていました。

 

「こどもの日」に食べるお餅は全国的には柏餅が有名ですが。

この地域では柏の葉が手に入らないので、「がめの葉」を使ってきたそうです。

ここでは、少し歩けばきれいな「がめの葉」を目にすることはできますが、街中では難しい。

もう30年以上前のことですが。おばあさんがリヤカーに花や漬物と一緒に「がめの葉」を売りに一軒一軒家を訪ねて販売してまわっていたことも思い出します。

孫に「おばあさんの味」として記憶に残ってくれたらいいな。

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